私はトトロが好きだ。
自分の中では、どんぐりとトトロがすぐにつながる。
どんぐりを食べてあれだけ大きくなったのか、前から気になっていた。後で調べたが、はっきりしなかった。
トトロはそもそも森の妖精のような存在だ。
だから、大地や森林のエネルギーを吸収しているのでは、と答える人もいる。
また、割とずぼらな生き物のようでもあるため、エネルギーの消費が少ないとも考えられる。
歯を見ると、草食または雑食系ではないかと言う人もいる。
突然どんぐりの話になったのは、昨日、弁当を広げて食べたところが現場近くの森林公園の中だったからだ。
何気なく先を見ると、どんぐりがいっぱい落ちている。
そのいっぱいのどんぐりを見ていたら、トトロがイメージされてきたわけである。
トトロはポイントをついた設定となっている。
夢がいっぱいある子供達にはトトロが見えるのである。
そして、現実を生きる中で、夢が子供達より少なくなった大人達には見えなくなってしまっている。
このロマンある設定は楽しい。
トトロは妖精的存在。人間から見ると長生きである。
注意してみると、年齢と共に変化していることがわかる。
1300歳の大トトロは、耳のところにギザギザが出ていて、胸のへの字の模様は9個付いている。
600歳の中トトロは3個であり、100歳の小トトロには付いていない。
その辺を知っていると、間違った商品を店先で売っているのが気になってしまう。
「涼温な家」もどきのようで首を傾げてしまう。
いつまでもトトロの見える子供の気持ちを持った人間でいたいと思う。
平澤 政利