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2014.11.20
室内の空気をきれいにする

久しぶりに家電量販店に寄ってみた。
一つの時代の流れの様なものが、そこにはある。
まず感じられたのは、節電タイプとか、省エネ型とか、環境エコなどの言葉がとても目につく。
あらゆる商品のコーナーに対しても、その言葉をアピールしているかのようである。

その中で、今まではあまり無かった「空気浄化機能付」という言葉のついた商品が売り場に多く並んでいた。
つまり、それだけ汚れた空気を気にされる人々が多くなってきているから、売れるのであろう。
PM2.5や花粉の文字も同時に目につく。

言い換えれば、それだけ家の中の空気が汚れているということだ。
それを、この機械で「時間をかけて少しきれいな空気にします」と購入していくのだ。
涼温な家をご存知の方なら、汚れた空気は除去されて家の中に入ってくることを知っている。
そしてセンターダクトから、その気持ちのいい「美しい空気」を、家族みんなが吸っているのだから、首を傾げることになるだろう。
しかも、臭いとよどみと温度・湿度の差の無いマイルドで優しい暖かさの家なのである。

人に、環境に、優しいを謳っている家づくりのオンパレードの世の中である。
その中で、その欠陥を補う商品が市場を広げ、大々的に展開していることに歯がゆさを感じる。
どこで汚れを除去すべきかを考えるべきである。

平澤 政利