涼温な家の排気量は、給気するセンターダクトと共に大きなウエイトを占める。
通常換気運転時の排気風量が所定の各室に、きっちりと確保されていなければならない。
同風量のパイプファンを小屋裏に仮設置して、その排気風量の数値にあわせる。
そして、それぞれを測定する。
風量を微調整する。また、排気ラインの変更が生じることもある。
何度も数値が変わり、とても地味な作業の繰り返しでもある。
そして、家一棟がバランスのとれた納得の値となるのだ。
松田棟梁と共に、繰り返し求めたい風量に変えていく。
今では当たり前の作業となった、涼温な家づくりである。
平澤 政利