7日のブログに書きましたI様邸。
広々とした公園に接しているため、夕方に犬を連れて散歩する方々や、お子様と一緒に通る奥様など、この付近を通る全ての方達がこの建物に目を向けていく。
暗くなってきたので、またライトを付け離れて眺める。

本当に美しさを備えている構造だと思う。
私の中のイメージでは、涼温な家の要となるセンターダクトが中央に設置されているのだ。

大工職人達が、屋根の上で今日の納め仕事をきびきびと行っている。
本当に格好いい。頼もしく、誇りに思う。
仕事の邪魔であるとは思いつつも、下から声を掛けてポーズを取ってもらった。

感動的なシーンに見える。
気持ちのいっぱい詰まった涼温な家のTIPの光は、ご家族を構造でしっかり支えてくいくことが強く感じられる。

夕方は暗い景色を撮るため、シャッターの開放時間を長くする必要がある。
手振れを無くすために、必ず三脚を用いる。
ちょっとプロっぽい雰囲気で1枚を追求する。

散歩中の方が、光の漏れているTIPの斜材と桧の香りを感じながら、美しいデザインですねと「カメラマン」の私に声を掛けてくれた。
内心とても嬉しかった。

平澤　政利