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2014.07.16
一級建築士定期講習

建築士資格取得後初めての定期講習を受講してきた。
朝から始まり丸一日缶詰め状態での講習会はさすがに終わる頃には疲労感がある。
この類の講習会では特に法改正のあったことや、政策の決定により業界の中でどのような方向に進んでいくかという話がメインになる。

その中で私が一番興味深かったのは建築士としての在り方について。
「建築が社会的な存在であると同時に、建築士もまた社会的な存在であり、社会や環境を裏切らない心を持たなければならない。それは、法や社会制度を超えた職業人としての道義的な責任を負うことにある。」
当たり前のことでつい忘れがちになりそうだが、建築士つまりは建築に携わるプロとして、どのように振る舞い、業務を遂行していくか。
もっと広く捉えると、人としてどのような生き方をするかが問われている。
それだけ、建築という存在が社会に与える影響が大きいということである。

私が他の建築業者よりも恵まれていると思うのは、「生き方」を本気で示してくれる存在が身近にいることだ。
建築士としての生き方よりも先に、人として、社会人としての揺るぎない生き方を、行動で示してくれる。
平澤政利という存在の大きさを改めて実感する一日だった。

佐藤 吉行