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2014.07.04
必要な検査のために

これまでも全棟検査が当たり前になっている気密測定と流量測定。

気密測定の指針では検査時期は建物の完成状態とされている。
しかし、私共では気密測定も流量測定も工事中に行うことを基本としている。
これは自社での目標値や規定値をクリアできていない時に、しっかりと施工を正しい方向に導くためである。

気密測定では建物の気密ラインが「完成」した時に行うことで、気密における完成状態はクリアしている。
流量測定では本物の換気システムではなく、同等の流量を確保できる機械を用いて仕上状態と同じ条件にして測定を行っている。

C値が0.14c㎡/㎡のH様邸では、流量測定でもバランスの良い空気の流れが確認できている。
安心して工事を進めていくためにも、鉄筋検査や躯体検査など基本的な検査に加えて、この2つの検査も今後も決して疎かにせず徹底して行っていく。

佐藤 吉行