今までは、あまりブログに書いてなかったが、昨日はいつもの様に気密測定を行った。
会社設立の2000年より、外断熱・気密住宅の家づくりをし、測定は全て行って来ている。
住み心地を追及する家づくりには、断熱の方法はもちろんの事、その性能・性質の理論・理念に対して不可欠な事である。
そこに気密の重要性が加わる事はご存じの通りです。ここの部分をさて置き、Q値のレベルが住いの性能の良さとばかりに言っている住宅メーカーはいる。
確かにQ値はすばらしい値を表示している。しかし、それは住み心地の良さとは繋がらない事は、入居されてから気付いても遅すぎます。
上質な住み心地の実現の為には臭いの無い、空気のよどみの無い、そして家の中の温度差の無い健康なきれいな空気の家である事が求められます。
それには、まだまだ、ないがしろに軽く見られている部分である計画換気がある。
そして、その確立の為に気密性が重視される訳です。
今回測定のT様邸のC値は0.13㎠/㎡であった。
近年での測定結果はおおよそC値=0.2㎠/㎡であり、計画換気は理想的にやり易い値でです。
世の中の建築屋、又は設計者の中にでさえも今だに中気密・中断熱が自然的で良いような事を言っている方もおりますが、建築の専門屋なら正しい言い方で発信するべきです。
C値のレベルが良い事を言うのでは無く、必要だから、高める道を進むだけの事なのです。
いい住み心地の為です。
更に、それをしっかり裏付けする為には、流量測定は必要です。
求めたい排気風量を得る為に、ダクトラインの調整をを測定しながら行う。
この様に私共の今現在所有している多くの測定器は全て、いい住み心地の為にある。
温度、空気感についてはまるで研究所の様な事をしている。
大量のデータも全て、より良い涼温な家の為にである。
平澤 政利