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2014.03.13
見えるものと見えないもの

先日、進行中の現場にて鉄筋検査が行われた。
家づくりにおいて多くの人が内装や間取りなど目に付く部分に関心を持たれるが大事な所のほとんどは工事の進行によって見えないものになってしまう。
基礎の鉄筋もまさにその一つである。
涼温の家の核となる、構造・断熱・換気という3つの要素も多くは見え難くなる。
住み心地の質を決定付けるこれらの要素を計画段階から吟味し、工事の進行と共にさらに上質なものとなるように心掛けて、見えないものをリアルにイメージする。
住み心地の追求には感覚を研ぎ澄ませることが必要不可欠であり、不快感を感じれば、計算や数値による裏付けがあってもそれは何の意味もない。
感覚はもちろん人それぞれで違うけれど、計算や数値だけでは表せない一つ一つの事柄にこそ慎重かつ丁寧に向き合っていこう。
佐藤 吉行