私たちは絵を描いているに過ぎない。
どんなにデザインに優れていても、どんなに構造的に力強くても、私たちが作業している段階ではそれは決して完成しない。優秀な職人達の手によって建築は完成するものであり、設計する我々はあくまでも脇役である。
平澤に良く言われることがある。
「優先順位を考える」
自分の仕事は後回しにして、まずは人を動かすことに徹底する。
そうすることで1人で何人分もの仕事量をこなしているのと同じだ。
「先を読んで行動する」
1歩、2歩先を常に見据えて行動する。
目の前のことに集中し過ぎずに広い視野で物事を見て考える。
経験の中で培われるものだろうが、やはり自分自身でどれだけ意識するかが重要となる。
意識した中での行動は単なる事務的な作業とはならず、そこには自分らしい要素が含まれる。
決まった正解のない仕事だからこそ、人間味溢れる自分らしい答えを出していきたい。
佐藤 吉行
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