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2013.11.09
高まるTIP構法の信頼性

6日に耐震診断の講習を再度受けた。
午前10時から午後5時までの長時間であることは前回と同じ。
耐震診断とは、あくまでも既存の建物に対するものであり、新築の構造計画とは違う。
しかしながら、建物の維持・保全に対することは何ら変わらない。
耐震性を高めるため、地盤状況をしっかり掴んだ上、基礎の設計を進める。
破壊を起こさせないため、耐力壁はバランス良く配置することはもとより、剛心と重心をプランの中でも近づける。
さらに、耐力壁となる部分は、横架材と柱及び間柱にしっかり固定する。
現行の建築基準法にはきっちり定められているが、以前の建物では強度不足の家も見受けられる。
地震に対する安全の確保のため、耐震補強は行うべきだが、
なかなか進まないのも今の現状である。
講義を受けながら私の頭の中では、木造建築の性質上、SA-SHEの家とTIP構法の相性の良さを改めて認識した。
今回は多くのスライドを用いて地震時の破壊のメカニズムを見るたび、
TIP構法の良さを感じ、つい先生に伝えたくなる想いを抑えながら講義を受けていた。
平澤 政利