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2013.09.07
平澤の「いい家をつくること」

私は早朝にいろいろな仕事を集中して行う。
設計図面も、事務所の自分の机の上で描いたことは皆無である。
建築地の空気、ロケーション、陽射しをまず感じなければプランは描けない。
特に朝の陽射しは大事にしている。
早朝何度もその土地に行き、ずっと立っているから、不審者と見られることも時々ある。
そこで感じたことと、お客様のご要望を落とし込むゾーニングプラン。
さらにスケッチへと進める。
その作業は海辺とか、景色のいい公園のベンチ、又は自宅の大きな桜の木の下の、パーゴラデッキ内などがほとんどである。
まれに事務所で仕事(図面等)を行う場合は、やはりウッドデッキか体感ハウス3階にある露天風呂にてやる。
自由な体制でないと図面に集中できないタイプのようです。
大手ハウスメーカーの設計者だったら、早い段階で左遷させられると思う。
そして私は現場に行くことが楽しみで、大好きです。
大工職や他の職人との質問打ち合わせでは、納まり図はそこで描き説明する事が大半です。
設計段階で完成イメージができている自分が現場管理をするという、ごく自然なことですが、大きな組織になるとそれを分担せざるを得ないことになる。
だから、小さな工務店が逆に強みとも言える。
それでも問題は起こる。
お客様にご心配をお掛けすることもある。
その時は、お客様にとってのベストを真正直に行動しなければならない。
すべては現場にあります。
思いをカタチにする。現場は生き物です。
家づくりとは育て上げることかと思います。
愛情を込め、ド真剣にチーム平澤がつくり上げる。
想いの強い分だけ、仕事の質のレベルを求めるし求められます。
自由な生き方の平澤に、とても頑張る社員がいる。
そしてすばらしい職人がいてくれる。
こうしている間も社員達は受験勉強もしている。
より高い知識、より高いセンス、そしてスリムな体質とチーム力で、
今後もお客様から求められ続ける工務店でありたい。

平澤 政利