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2020.03.01
温かい家換気の重要性

冬の告知は暖かい家アピールのオンパレードです。
居間及び部屋数に応じエアコン設置。また、エアコン一台を売りにしてる。

完成見学会では玄関内に一歩入ると暖かい!階段、洗面所ウォークインクロゼットも暖かく温度差無く快適です。
疑問がわく人はどれだけいるだろうか?。
温風吹き出しは無く、排気グリルも見当たらない。気密換気による空気移動は無い。
それなのに温度差が無い。
空気の淀みや臭い停滞は意識する人は気になるが、
オシャレな家具?に惹かれ打ち消されてしまう。
どうして計画換気の無い廊下玄関がこんなに暖かいのか。

それは、内見会前日まで家中全ての扉を解放しエアコン暖房運転しておくと寒いはずのトイレも暖かくなるでしょう。
その暖かさに惚れ込み契約、建築を依頼、家が完成、そして入居したとします。

実際の生活では洗面脱衣室の扉を閉めるだろうし、
トイレの扉も開けっ放しは無いはずです。
局所暖房の家では居間と廊下には扉が設けられ、廊下の寒さ避けに閉めておきます。
廊下は当然寒いままとなる。笑えない現実です。

断熱性を上げ、気密性を高め計画排気で汚れた空気を排気空気移動により心地よい温熱環境が生れるのだ。
暖かい家を自慢そうに説明してる営業マンらしき方を見てると淋しくなってくる。

平澤建築事務所
平澤 政利