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2019.12.14
気密断熱が進むと

建て方が進み外断熱が完了する。内側から見るとTIP桧斜め材、桧柱、さらに桧土台と木造建築の心地よい香りが現場内には漂う。

この写真は以前の建築現場のものですが、このようにそれぞれの家が進んで行きます。
外側面筋交いと柱端部の横架材には専用ガゼットプレートが確認出来、土台や桁が柱端部を剛に固定し、引き抜きに抵抗しなから地震の水平力に抵抗する。
内側から見ると力の流れがシンプルに感じられる。
そしてTIP斜め材隙間は外断熱内側の床下空間から小屋裏迄の構造体を密閉しない利点があり木材の呼吸を促す。

気密測定による隙間相当面積C値は0.3cm2/m2以下が平均値となっており、温熱環境をつくるに理想的な数値です。個別風量測定による家全体の換気計画もバランス良く出来る。
ある一つの数値を求めるだけの家づくりではなく、
トータルバランスのとれた家であるべきと考えます。
寒くなって来ると暖かい家のアピールオンパレードとなるでしょう。

涼温房というマイルドな心地よさを体感しないとは損失です。
臭い、空気よどみ、温度差、爽やかさを暖かさの中で比べて頂きたいと思う。

平澤建築事務所
平澤 政利