夕方、磐越西線に架かる橋を通りかかったら、橋上にはカメラ持参の人達大勢が待ち構えていた。
直ぐにピンと来る!!
そうだ週末のSLが通る時間帯だ。
私も思わず駐車場を探し、車を止めて急ぎ足で橋上の歩道に向かう。
橋の手摺はかさ上げされ安全確保の金網が張られてある。
携帯電話のレンズの部分を網の隙間にセットして構えること15分。
汽笛が聞こえ、蒸気機関車の力強い鼓動がカーブ先に近づいて来きたのを感じる。
ワクワクしながら待った。
見えた!
すると両脇のカメラマン達が一斉にシャッターを切る。私もつられて数秒間に10何枚の写真を撮る。緊張の一瞬だ。
その撮影写真二枚を添付します。
列車通過時の橋上は石炭燃焼煙りを直に受け、カメラマン達は噎せかえりながらも満足そうだった。
日本中の列車の多くが、もし蒸気機関車だったら大気汚染で大騒ぎになってしまうだろうが定期的に限られた本数を走るSLは哀愁を感じる。
平澤建築事務所
平澤 政利