新潟市の土地は文字通り、潟である。
木造二階建ての建物を建築する地盤の反力となる支持層はGLより7メートル位の地中深くの辺りに存在しているケースが多い。
その地層が粘土質や堆積物層では、地盤調査のスウェーデン式サウンデング調査ロットが回転せずに自沈してしまうところもあります。
当然、建物の不等沈下の危険性が考えられます。
建物の安定維持には対策が必要である。
腐食土層対応には鋼管杭が信頼出来ると考えています。
また、現在多く採用されております現場にて形成する柱状改良工事の杭の場合には、地層状況を加味して固化材を増量し杭の信頼性能を高める事が必要である。
設計者としての建築士は、調査データを読み取り、経験を踏まえ、状況を判断し選択決定をクライアントに伝え、理解して貰わなければならない。
そんな中、写真の様に中央区で柱状改良工事が行われた。
平澤建築事務所
平澤 政利