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2018.01.19
続々出来る50分の1の住宅模型

平澤建築事務所では、図面打ち合わせが煮詰まり、見積り調整も大詰めとなった時点での契約前に住宅模型を完成させる。
それは内外の完成形を50分の1のスケールでお客様と共に確認し合える安心がある。
真剣な家づくりのひとつの進め方である。

私は個別に一棟づつプラン図化を行います。
家族の物語を形にへとスケッチする。
そのエネルギー内容はかなり密度の高いものであり、自分の全てを出しきった設計であると自負しています。

配置図、平面図、立面図、断面図、基礎図、詳細図、TlP図、換気計画図、ライティング提案図、その他壁量計算、壁バランス計算、基礎構造計算等などを基に見積りと共に工事が進みます。
企画量産住宅とは大きく違い、凉温な家は一棟ずつの家族の物語を入れ込んだプランになる。
工事の中で、気密測定、風量測定、住み心地計画に基づき進んで行きます。
温熱環境の確立の作業の共存である。

上記のCAD図面、及び計算は一級建築士である佐藤吉行が担当、行っている。
とてもスーパーな社員です。
そしてアナログ人間である平澤は、自由なデザインと納まり、直感的な調整を担当する。

私共は、展開図を設計事務所の様に多くは書かない。
詳細納まりは現場にて、進行に合わせ、職人と原寸記入しながら伝えます。
そこでは、当初気付かなかった微調整さえも生まれ、より密度が高まった仕上げへとなっていく。
また、室内完成イメージは展開図ではなく、スケッチパースとして素早く描いて確認する。
お客様からは、分かりやすいとの言葉を頂いてます。

多くの展開図より50分の1の住宅模型は、屋根を外せば内部も見れるようになっているため、リアルで分かりやすいと好評です。
よって、お客様と完成を共有できる安心が双方に生まれる。

そんな熱い思いを込めた、それぞれの50分の1の個性的な住宅模型が、また出来上がりました。

平澤建築事務所
平澤 政利