外出先からでもスマートフォンを使い、不在の自宅の各家電を遠隔操作できる。
この様な事がTVで時々取り上げられています。
例えば、
帰宅前にお掃除ロボットに掃除してもらう
洗濯物を洗濯、乾燥してもらう
帰宅時間に合わせご飯を炊く
共稼ぎ、一人暮らしの人が夜、帰宅前に玄関、居間の照明を点ける
帰宅時間に合わせエアコンを稼動、涼しくしておく
など、住宅機器とスマホを連動機能させる先進な家システムが紹介されています。
見ていると、そこまで必要かと思ってしまう内容です。
唯一その中で求めたいものは、帰宅時間に合わせたエアコン操作です。
帰宅して玄関に入った時、ムッとする暑さは不快です。
冬は帰宅後暖房をつけるのではなく、玄関を開けたら暖かい家がいいはずです。
勿論、省エネである事が前提とされます。
エアコン項目だけは頷けます。
しかしながら、何故スマホを連動してややこしいエアコン操作をしなければならないかである。
それは気密性、断熱性、計画換気システム、木造構造内通風の確立されていない住宅だから、熱エネルギーの損失が多いから、必要最小限の運転をとの発想からと思う。
よって、帰宅前にエアコンを運転させにわかに涼しくさせる事になる。
果たしてゲームにも似た住まい方が、心地よい住み方だろうかと疑問を抱く。
涼温な家の理念、システムを改めて見て頂きたい
省エネ、シンプル、快適を、スマホを不要で実現しています。。
平澤建築事務所
平澤政利