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2016.11.26
サーモカメラ

購入したサーモカメラで、熱損失や室内温熱環境を撮ってプリントしている。
研究所のようで、測定範囲が少々広がっています。


【体感ハウス3階】
写真右側の色と温度の表示に注目してご覧下さい。

住み心地という感覚的な要素を温度画像で目視できる事は、思った以上に理解し易く楽しいものです。

センターダクトからの涼房や温房の長さや広がりまでが一目瞭然であり、一般の壁掛けエアコンの不快と言われる熱風範囲さえも確認できる。
涼温な家は、目に見えない温熱環境を大切にした家づくりです。

構造、間取り、デザイン計画と平行して、換気計画、気密測定、風量測定、そして実際の体感感覚をチェックしながら、つくり、仕上げていく家づくりは、他では類を見ない職人技による快適環境づくりと言えます。
私共では、それぞれの各測定器材を自社所有しています。

測定資格を持った認定事務所です。
職人達は常にダクティング設置施工をしているので、自慢ではありませんが、技術、ノウハウにおいても高いものを備えた家づくりとなっている。

サーモカメラも測定器材ですが、資格認定はありません。
しかし、お客様とのコミュニケーション説明としても、温熱環境や技術改善には大いに役立つものと使い始めました。

寒くなってくると、建物の断熱欠損は外壁写真によって瞬時にカメラで見えてしまいます。
失礼してグラスウールの充填断熱の家に向けてシャッターを切る。断熱材の入っていない柱、間柱、筋交いのラインまでが写し出されます。
当然ですが、材木は熱伝導率が低くても断熱材では無い事がわかる。

外断熱の家では断熱材で外部をすっぽりと包み込んでいる為に、均等な映像となります。
しかし、断熱欠損があれば瞬時に見えます。

床下含め均等な温度が目で確認出来る事により、性能をチェツクしながら高品質な住み心地の実現に更に努力します。

是非、体感ハウスでご確認下さい。

平澤建築事務所  平澤 政利