新築工事では、第三者機関の検査員との立ち会いのもと、中間検査と完了検査が行われる。
竣工後の完了検査では、空気感、特に新築特有のニオイがないことに驚かれる方が多い。そして冬場では、その暖かさにも感心される。
小屋裏1台の涼温エアコンとセンターダクト換気によるものだと説明すると、検査員も頷きながら、この涼温な家の性能を体感されている。
中間検査では、構造が確認でき、断熱・気密工事が完了したタイミングで来られるので、センターダクトの全景も目視できる。
特に、TIP構法やセンターダクトについては、検査員からの注目も多い。
先日来られた検査員は、4寸で統一された柱について、「やはり安心感がありますね」と言う。
それに加えて、内部からのTIP構法を見ながら、このような工法は初めて見たと、多くの質問を受けた。
もちろん検査にも関わる会話であるが、なるほどと納得されているその姿が、何とも印象深い。
上棟時は外からも見られるTIP構法は近隣の方から注目を浴びることも多い。
同時に、プロの目を持った検査員の方から、このように意識されることも嬉しく感じた。
佐藤 吉行