お盆に入居して頂きたく、住まいと同時に庭工事も進める。
住宅はゆとりをもって涼温換気試運転も始まっています。
玄関を開けたら思わず「気持ちいい!」と言葉が出てくる。
家中まるごと一台の換気システムとエアコンだから嬉しい。
造園担当の平澤は、午前に庭木を仕入れに行き、昼前から植え込み開始です。
自分で言うのもおかしいですが、段取りがいいから仕事は早いのです。
暑い日が続きます。
まずは、株立ちの3メートルのヤマボウシを植える。
晩秋には落葉する株立ちの枝ぶりを下草的にサツキの常緑でアレンジ、支えて季節感を出したい。
落葉樹は、春の芽吹きが嬉しい。
日当たりの良いアプローチ脇は、紅葉を楽しむため、ドーダンツツジを連続で植え込みます。
玄関ホールのFIX窓には、常緑のカクレミノを隣家目隠しを兼ねて緑として玄関に入れる工夫をする。
日陰に弱い木、丈夫な樹木などの特性を出しきるのが、住宅設計者としても総合的に求められるところです。
植え込みは、住まいの設計の延長線上にあると考えています。
もちろん、センスは不可欠な要素であります。
お客様とのヒアリングで、樹木、アプローチイメージを引き出し、確認の相談で確信を得て進めなければ無礼となってしまう。
常に真剣勝負な造園です。
汗だくとなりながらもカタチができてくると楽しくて仕方ない。
そんな一軒がまた、仕上がった。
平澤 政利