16日の土曜日朝、Y様邸宅の庭木の植え込みに向かう。
7月上旬にY様お立ち合いのもと、打ち合わせを行っている。
その場でご要望確認のスケッチプランを書き、修正を加えながら了承を頂いた。
植え込み前日に庭木問屋で仕入れ、トラックへの積込みを完了しておく。
早朝7時30分の到着にも関わらず、Y様は既に手袋をはめスコップをご用意して待っていた。
気合いが入っている事が、にこやかな笑顔からも伝わって来ます。
とても楽しみにしていたと話される。
すぐさま大量の庭木を荷台から下ろし、それぞれの場所に配置、全体イメージを確認しながら繰り返し微調整します。
配置そのものが図面でもある。
そして、植え込みがスタートした。
ビックリしたことに、新築数年のお隣の方が、スコップ持参で植え込みの手伝いに来てくれたではありませんか!
その方の家も現在ガーデニングが進行中であり、植え込みが進んでいた。
Y様共に庭造りを楽しんでおられ、それぞれの樹木が景色としての相乗効果を増すと言いながら手伝ってくれた。
隣家は大手住宅メーカーの高断熱、高性能の住宅であり、快適にお住まいになられているとの事である。
その方が、ある時Y様邸宅にお越しになり、家中の上質な空気感を高く評価して下さった事をお聞きし、私も大変嬉しく感じました。
共に住み心地談議になると大いに盛り上がって行く隣家同士の様です。
長年庭の植え込みをしておりますが、このようにお客様とその隣家の方と平澤の三者で行う事は初めてです。
樹木の姿、向きにもこだわり、調整しつつも一気に植え込みが進む。
双方のお客様から出して頂いた冷たい麦茶やアイスコーヒーを、駐車場に用意したキャンプテーブルと椅子に座って頂き、植え込み中の樹木を見ながら休憩します。
休日に楽しい遊びに夢中になっているような三者の庭造りです。
地域と庭と家と、その景色を意識しながらの樹木の緑は心が和みます。
植え込み完了時に、感動的になったとつぶやき、毎朝の水やりが楽しみですと嬉しそうに話してくれた。
まるで大人が泥んこ遊びをしてるみたいと言いながらも、汗びっしょりの楽しい時間であった。
ありがとうございました。
感謝申し上げます。
平澤 政利