週末の新聞折り込みチラシの件である。
新聞全紙大のカラー住宅チラシは否応なしに目に止まります。
新潟県で中堅住宅ビルダーと言えるだろう2社が、それぞれ地震に強い自社建物をアピールしていた。
幾分偏っている内容ですが、宣伝チラシだからそれもありなんだろうと考えます。
2社の共通点は、自社住宅は丈夫で強く、安心ですと発信している。
そのアピール写真が配慮不足と言わざるを得ない写真と不快に感じた。
それは、大地震により倒壊した隣家の脇にある、わが社住宅が健在であったことを誇らしく伝えるものである。
地震の現況報道写真ならともかく、自社自慢と見えるのは私だけでしょうか。
なにより、被災された方々の切ない心境を配慮されているとは思えない、失礼な写真と言わざるを得ない。
企業姿勢は新聞チラシにも表れます。
節度ある宣伝広告は、つくる住宅と同じく、企業としての品格であると思います。
平澤 政利