H様邸宅が上棟した。
建築地は新潟市西区であり、今話題となっている2連バス(BRT)が通る道沿いに位置しています。そこから一歩入り込んでいるためか、土地柄の割には静かなH様邸宅と言えます。
建て方開始の朝にはH様ご主人がお越しになり、嬉しそうに工事の進み具合をカメラに収めながら眺められていました。
私共が足場から降りて、細貝棟梁を紹介をしながら、この体制で涼温な家づくりを進めて行きますと申し上げた。
建て替えの仮住まいも近くにあるために、時々現場に来て貰いたいと伝えている。
それは、進行状況を楽しみながら耐震性の安心も刻み込んで頂けるからである。
前もって組み立て済みのTlP耐震壁を取り付けていくと、構造体の通気と共に木材の呼吸が損なわれないことが一目で見える。
構造体である桧材を始めとする木材は呼吸している。
そこのところも大切にされながらの涼温換気の家は、理論面だけでなく、また数値競争の自慢に留まる事なく、バランスのとれた、構造体にも住む家族にも良い空気が回っている住まいなのです。
見るからに美しく、力強さのある木造建築と言えます。
平澤 政利