日本海沿岸は、安定して風がある。
その風を利用した風力発電が、胎内市では積極的に行われている。
(この写真は新潟市中央区のマリンピア日本海脇に設置されているものです)
胎内市の海沿いの道路を走ると、そのスケールの大きさと連立する数の多さに圧倒される。
数えると16機が海沿いに並べて設置されているのだ。
海から吹く風は強い。
夜になると、陸と海水の温度差により出しの風となる。
いずれの風でも発電には好都合となる。
考えてみると、新潟は資源には恵まれていると言える。
冬の大雪は生活を脅かすが、大量な水資源として、春先まで山に残る。
水力発電所も多いのではないでしょうか。
全国的に見ても、広い水田地帯でもある。
そして、水が良いから酒の蔵元が多い。
美味しい酒が造られていて、全国、世界に出荷されている。
家づくりでは、空気にこだわりを持ってつくっています。
新潟は自然が多く、喉かなイメージがある。
しかし、大陸から来る風は日本海から上陸している事は、間違いない事実です。
PM2.5や黄砂等々の汚染物質をも風と共に連れてくる。
大気汚染、温暖化等は、地球レベルでの解決への道を追求して行く事は当然ですが、建築屋として、エコ、省エネの家、そして住まいの中では思い切り深呼吸出来る家をつくる義務があると考えます。
風を見ながらそんな事を思った。
平澤 政利