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2015.09.30
家族を支える涼温換気

CO2濃度は、室内空気汚染の目安の指標となる。
先のブログでも紹介したように、隙間だらけの私の家でも、CO2濃度は高くなる。
そして、換気システムを止めた体感ハウスでも同様に、短時間で濃度は上昇した。

勘違いして欲しくないのは、隙間だらけのだから、常に自然換気されているわけではないということだ。
4種換気とも言われる自然換気は、温度差、風向き、風速などが揃ったうえで成り立つもので、かなりの好条件とも言える。

昨日、気密測定・風量測定を実施したS様邸。
C値=0.2c㎡/㎡であり、文字通りの高気密住宅である。
この裏付けされた気密性があるからこそ、計画換気が成り立つのであり、重要ともなる。

涼温換気では、3種換気とは、換気経路が真逆となり、汚れた空気が発生する部屋から拡散することなく、排気される。

小さなお子様のいる家庭では、オムツのニオイを気にされる方も多いと思う。
また、介護されている方もニオイは敏感に感じていることだろう。
私自身、まだ小さい子も、要介護の祖母もいるので両方の気持ちが分かる。

「ニオイ」となれば、CO2以上に空気汚染の度合いとして、皆様もイメージしやすいのではないか。
特に、介護の場合は、介護する側以上に、介護をされる側にとっても、ニオイがこもらない状況はありがたいことだと思う。

家族を守る「家」であれば、その「家」に満たされる「空気」は、家族を明るく、笑顔にしてくれる「空気」であって欲しい。

佐藤 吉行