K様邸宅の工事中に職人が住むアパートで皆と泊まり、私は早朝、新潟に向かう。
その途中高速道路を下り、S様邸宅の基礎工事、立上りとの一体打設の状況を確認、現場写真をそれぞれの角度から収める。
先日、佐藤がブログで紹介した現場です。
ご覧の通り、基礎立上りは構造梁であり、そのスパンのスラブごとの反力、強度を検討する。
さらには床下通気確保が必要であり、一階はこだわって根太仕様とし、床下の給気ダクト配管計画を行う。
必要に応じて梁にスリーブ抜きをし、そこにダクトを通して給気を満遍なく床下にも配る。
基礎図面に記入する事にしている。
梁となっている基礎に、人通口を設ける場合はモーメント、せん断力の最も少ない所とする。
その様なチェックの繰り返しにより、バランス良く給気、通気されながら基礎強度共に確保される。
この写真は、他の現場での配筋の一例である。
このように地盤の性質、地耐力、上屋の構造等によって、個別の基礎鉄筋対応とする事は言うまでもない。
強度がきっちり裏付けされながら、その中での力学的かつ経済的設計を、技術者は常に求められている。
暑い日が続きます。
塩分と水分をきっちり補給しながら、夏の仕事を頑張って進めたいものです。
平澤 政利