今年も8月2日、3日の両日に長岡まつり大花火大会が開催された。
2日は日曜日ということもあって、50万人近くの来場があったという。
妻の実家が長岡市で、さらには親戚のお宅が会場近くにあるため、毎年とても良い席でこの花火大会を観賞させてもらっている。
有料のフェニックス席にも近く、無料観賞エリアでありながらも、存分に楽しめる素晴らしい場所である。
復興祈願花火であるフェニックスは、平原綾香さんの「Jupiter」の音楽にのせて打ち上げられる。
視界に入りきらない程に、一面に打ち上がるフェニックスは、見る者を圧倒し、涙を流す人がいるくらいに感動を与えてくれる。
3日には約5分間もの間、音楽と花火の競演。
止まることなく、打ち上がり続ける花火は言葉では表せないほどに素晴らしい。
今年の大花火大会は、戦後70年、そして長岡市合併から10年という節目の年であった。
正三尺玉の三連発などの今年初めての試みも数多くあり、いつも以上に見応えのあるものだった。
単発で打ち上がる花火も美しいが、長岡の花火大会には、フェニックスも含めて物語性のある花火が彩ってくれる。
すぐ目の前に打ちあがる臨場感とダイナミックな花火は、やはり体感しないと味わえない。
例年以上の盛り上がりと、美しい花火達が夜空に咲き誇った二日間であった。
佐藤 吉行