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2015.07.31
涼温な家のご依頼

午後一番から夕方にかけて、O様ご夫婦との打合せであった。
正式に涼温な家づくりのご依頼を頂き、金融機関の担当者の方も同席して、今後の予定を確認する。

担当者の方が一通りの説明を受けて、お帰りになられた後は、O様ご夫婦と、涼温な家づくりに向けての細部までの内容の濃い打合せ時間となった。

O様との出会いは勉強会であった。
その時から変わらず新居への確固たるイメージがあり、もちろんそこには、温度差のない家に住みたいという強い思いもある。
冬には宿泊体感もされており、寒い時期の空気はすでに体感されている。
そして、今の暑い時期の空気と、両方を体感され、より一層、涼温な家に惚れ込んで頂いている。

打合せの度に、娘さんへの溢れる優しさを感じる。
温度差、空気のよどみの無い、住み心地の良い家は、ご夫婦のためだけでなく、娘さんのためでもあるのだろうと、いつも思う。

デザインはもちろん大切なことであるが、目に見えないものだからこそ、空気・住み心地にこだわって、家族のために家づくりを考えられている私共のお客様と接していると、いつも温かい気持ちにさせられる。

長時間の打合せの中でのO様ご夫婦からのお言葉。
「エアコンの効いている部屋と、そうでない部屋とでは温度差が著しいこの季節で、体感ハウスは本当に温度差が無く快適ですね。」と、ご主人。
奥様も、「直接のエアコンの風を感じないから、肌に感じる空気が優しい。」と、おっしゃってくださる。

ご夫婦の笑顔がとても和やかで、笑い声も響く、午後のひと時だった。

佐藤 吉行