先日の気密測定にて、C値=0.2c㎡/㎡以下であったS様邸の流量測定が完了した。
平澤のブログにもある通り、センターダクトや換気計算には、マツミハウジング、ドーネそしてパナソニックといった方々のサポートもあり、一棟一棟が確立されていく。
現場では、必ずしも計算通りの結果が得られないこともあり、問題解決をするには、答えは必ず現場にある。
計算を超えた経験値や、感覚調整が求められるのは、これゆえである。
気密測定にしても、流量測定にしても、現場進行中に行なうことを絶対としている。
特に、流量測定では、各排気口を何度も確認しながらバランスをとる。
1階、2階、小屋裏と往復しながら微調整をすることも多々あり、決して簡単な作業ではない。
その中で、全棟測定が当たり前となった今では、大工職も要領を掴んでいるので、阿吽の呼吸で測定を進めていく。
完成後に最終確認のためにチェックすることはあっても、必ず進行中の測定作業でなければならない。
これは、改善の余地を残すことによって、更なるレベルの高さを追求することが可能となるからと考えている。
こういった測定作業を一棟一棟行なう、家づくりは「涼温な家」くらいだろう。
それほどに換気、言い換えれば「住み心地」を追求した家づくりなのだ。
佐藤 吉行