各現場には、次々に断熱センターダクトが取りついて行く。
建物の大きさや、平面計画によっては、センターダクトは二本の仕様となることもある。
安定した計画給気量を確保する為である。
これから排気経路のダクティングが始まる。
ダクティング計画図面に基づき、更に微調整をしながら、設置していきます。
空気の質は科学的理論の上に成り立つ。
住み心地の良さの到達には数値の良さが不可欠です。
そこに、さらに経験と思いの強さを加味して行く。
かなり地味な作業の繰り返しが、涼温換気には求められます。
その結果としての住み心地ですから。
住む人にとって綺麗であり、気持ちの良い空気が、よどみも無く、快適であることが何より重要なのである。
工事現場の中で常に誇らしくあるセンターダクトは、お客様を始め、玄関を開けて一歩足を踏み入れた人達にある種の予感を与えているのです。
センターダクトありがとう!
と、私は呟く。
平澤 政利