このところの新聞では、日銀の金融政策会合について取り上げられている。
黒田日銀総裁は、景気全体判断を「一歩前進」と述べている。
新潟日報の見出しでは、消費、住宅景気判断上げと書いてあり、ムードもそのように成りつつあるかのようです。
景気が良くなることは大歓迎です。
住宅の着工棟数が増えてきていることもありがたい。
しかし、家を建てる人から考えてみると、景気に対する追加緩和策は必要なくなってきて、さらには住宅ローン金利の上昇が必ず起きてきます。
人間心理として、ここでも駆け込み的な建築ラッシュが起きるのではと考えるのは、私だけではないはずです。
住宅は20年、30年のローンを伴った長いスパンでのビジョンです。
くれぐれも、エコポイントや補助金等のキャッチフレーズに踊らされることなく、本質を見極めた健康な家づくりを実現したいものです。
もちろん、今頂けるポイントはしっかり頂くにしても、目先の損得で家づくりを決めるものではないはずです。
平澤 政利