昨日、新建新聞社の取材があった。
12年前に、住み慣れた歴史と味わいある寒い家を、温熱環境改善の大規模リフォームを行った。
いい雰囲気を大切しながらも、住み心地の根本解決をしたK様御家族の、率直な感想インタビューである。
132年前の明治に建築した家を持ち上げ、外断熱を施した。
不具合な土台や柱は取り換えながら、耐震補強も行う。
確かに大工事である。
しかし、それ以上の価値が生まれたであろうことは、ご夫妻の素晴らしい笑顔からも伝わってくる。
サッシは全て樹脂のペアガラスに取り換えた。
こだわりの広縁部分は桧木製建具とし、オリジナルデザインで気密、断熱を確保した造りとする。
昨日は朝から快晴の天気となり、気持ちいい中で取材、写真撮影が行われた。
K様ご夫妻は、この日に合わせ家の中を片付けたと言う。
この取材のおかげで家が片付いたと、苦労話を笑顔で話してくださった。
なんとも素晴らしい雰囲気のお二人。
奥様は絵画を本格的に描く方であり、ご主人の写真作品は県展でも常に入選されているほどの腕前の方です。
それぞれの趣味を極めている。
そして、花や庭造りは協力しながら楽しまれている様子も微笑ましい。
12年の年月が過ぎて、ようやく馴染みある本当の意味での完成形になってきたように感じ、嬉しく取材風景を見ていた。
平澤 政利