事前に建築の敷地、地盤調査は行っている。
その地耐力データと、地質、その層の深さ等を分析して、建物を支持する安定地耐力判定を耐圧盤基礎と合わせて設計者としておこなう。
耐力不足の土地では、建物の不同沈下が考えられる。よって、この様に杭工事が必要となる。
地質により最もベストな工法の選択が求められるのは当然の事です。
H様邸宅においては、柱状改良工事の判断です。
地盤耐力のエキスパートの助言を求めながらも、決定は設計責任者の私共です。
中越地震と中越沖地震を経験しており、基礎と同様、地盤対策は大きな設計要因である。
それは現地調査に何日も通い、生の現場を目にし、身にしみて感じています。
耐震設計はバランスのとれた耐力壁、壁量、等々と同じく、地耐力のウェイトも高いと考えて基礎工事を進めております。
平澤 政利