毎月借りている絵画を返却するために、西川図書館に着いた。
いつもの様に大きな絵を両肩に下げて、入り口へ向かう。
向こうからも絵を下げた方が、玄関に向かって歩いて来る。
どちらともなく思わず声を掛ける。
涼温な家にお住まいのW様ではないか!
どうしたんですかと尋ねた。
すると、以前絵画の貸し出しを西川図書館が行っている話を聞き、借りて返却に来たと言う。
大きな絵を肩に掛けて一緒にカウンターへ向かう。
借りていた絵をチラリと見た。
私も大好きなクロード・モネだった。
個人的に思うのは、涼温な家にはモネの絵が似合う。
私はまた、二つの作品を肩に掛けて帰って来た。
体感ハウスでは毎月絵画が変わっている。
平澤 政利