涼温な家の注目が高まっている。
ここの所、着工間近なお客様の方々と入れ替わりの打合せが進む。
皆様方、体感ハウスの空気感に頷きながら、出来上がったご自分の家をイメージされ、楽しみに話をする。
昨日は決して暑い日では無かった。
しかし、外の湿度は89%あった。夏を涼しく過ごしたいと考えると、暑い室温を下げることに目が向きがちである。
30℃以上の家の中ではそれは当然であるが、室温が27℃、28℃くらいでは、むしろ湿度をコントロールすることが大切である。
家中の湿度が55%くらいの体感ハウス内は、外気温との差のない温度であっても爽やかさを感じる。
ここの所をないがしろにして、一般住宅で夏対策を語るのは、いかがなものかと考えている。
「窓を開放して風の流れる家」
イラストではのどかな絵がイメージされたものが書かれているのを見かける。
そこに風鈴が静かに鳴る。私もそんな風の快適性は憧れです。
しかし、それは外の気温が爽やかな一時期に限られるはずです。
さらに部屋のあちこちには空気のよどみやにおいを感じ、風の流れの無い所では蒸れも感じることとなる。
春・秋に風が流れ爽やかさがあり、冬は寒い家と言えるでしょう。
自然的な生活を大事にしたいと強い考えをおもちの人こそ、この涼温な家をご覧になって頂きたいと思う。
そこには本当に理にかなった住む人への自然が入っているからです。
午後にも冬の暖かさは内見会で体感しているが、夏の空気を感じてみたいと、ご夫婦が来場された。
また、「涼温な家の本」を読んで、体感ハウスのある事をインターネットで知ったという方からは、近いうちにお邪魔させて下さいと電話があった。
平澤 政利