4/1に発売された住宅雑誌に、涼温換気の家が掲載された。
住宅雑誌はやはり外観・インテリア・デザインが勝負となる。
写真は人を惹きつける力を持っている。もちろん魅力的であることは条件です。
つい見比べてみる。
大胆な空間、そしてロケーションを大きく取り込む大きなFIXガラスの壁(窓とも言える)。
これは、最初にプラン図・スケッチ図をお客様にお持ちした際、感動さえして下さるほどのデザインであり、また発想と思って頂ける。
この設計者なら自分が求める家を表現してくれると直感する。しかし、どれだけ高性能な断熱・遮熱ガラスを使っても、外断熱の壁よりも熱損失が大きくなるのは否めない。
ロケーションを見極める。
ご家族と家の空間の物語を図の中に落とし込む。
そして、デザイン的にも美しい。
住宅に限らず、設計には求められる事です。私も上記のことは常に大切に考えプランを進めます。
しかし、掲載各社の共通点はそこまでである。
今の大気は汚れていると考えなければならない。
PM2.5も花粉も除去された安心で綺麗な空気を換気で入れ込み、さらにその掃除がとても簡単であること等の家づくりは他にない。
単に冬暖かい家、夏涼しい家、を謳っている。
小屋裏にある全熱交換換気システムをCDエアコン、センターダクトを通して将来に渡りクリーンなダクトから得られる安心な空気は、これも他に類を見ない。
雑誌では空気は見えない。
生活臭の無い心地良さも見えない。
家中むらの無い爽やかな暖かさも見えない。
まして、上質な住み心地は写真では伝えきれない。
しかしながら、ありがたい事に取材に入ってくれるスタッフ、カメラマン、ライターさん達はそれをいかに伝えるか、懸命に頑張ってくれる。
デザインは美しくなければならない。
健康的で安心な空気と心和む上質な暖かさ、涼しさをベースとして成り立たなければならない。
地球レベルの省エネをも踏まえての家づくりが今後、2020年基準に向けさらに求められていくはずです。
単なるデザインの世界から住み心地を美しくするレベルのデザインを伝えていきたい。
平澤 政利