前にもブログに書きました秋葉区の文化会館です。
T様邸の近所にあります。
シルエットは里山である秋葉山をイメージしたと聞いている。
デザインより、RCの重量建物の力の流れがとても難解な構造をしている。
外周のコンクリート屋根(散歩道となっている)が浮いているカタチがずっと気になっていた。
コンクリートの大きな塊の圧迫感は確かにあります。
このスラブは下から支えではなく、三次元の中にねじれが入った複雑な力の流れにより、安定をつくった建物なのだ。
つまりRC構造に吊り構造を融合し、力が複雑にからみ合いながら成り立っている。
だから見た目の不思議があちこちにある訳です。
アクロバット的な大胆な建物と言える。
好き嫌いは別として、設計者にとって気になる建物である。
平澤 政利