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2013.12.25
二棟の上棟

①
長岡市Y様邸
ブログ2
江南区T様邸
今の時期に新潟での上棟と言うと出来れば避けたい。
そして、春先陽気が良くなってから建てるとの考え方が多いです。
新潟の冬は、雨又は雪の日が多いから当然の事と言えるでしょう。
今、建前をしている建築現場を意識して見て下さい。
家を支える構造である土台、柱、梁が
きっちり健康な「カタチ」で推移して行くのか。
又は、病の方向に向かって行くのかがとても大事です。
構造材には含水率の低い材木、つまり乾燥材を用いる事は、
呼吸をしている材木である為、変形やヒビ割れ等を最小に抑える為にも、
とても大事な事は知られております。
しかしながら躯体内の通気を止めて、
耐震性を高めたり、壁体内の結露に対しての考え方や、
建前中に雨、雪で水分が入ったものが抜けにくい構造で、
今の時期建てるには、かなりの配慮が必要と思われます。
まして、パネルの中にグラスウール断熱材を内蔵したものを使うには、
家と住む人の健康をも含め、考えても心配です。
Y様も、T様もTIP構法の通気の確保と、
更にセンターダクト換気による健康な材木へと
どんどん進む安心感を共有して頂いているから、
今、上棟となっているのです。
新潟で冬に安心して上棟が出来る理論付きの家は、
他にそう多くはないと思っております。
平澤 政利