建前が近づいたS様邸現場です。
ガス、給水排水管埋設はいつもの様に基礎工事前、重機で設置してある。
基礎周り防草シート敷き玉石整地。外周配管接続迄完了にて掘り返しはない。
敷地、足場、基礎汚れ防止にもつながる合理的工程管理です。
並行して作業所ではTIP耐震パネル化が進んでおり上棟に向け搬入準備完了。
建物形状による設計対応が求められます。
建物全体の耐震壁量確保と共にX方向Y方向の耐力壁バランスを確認です。
耐圧盤基礎スラブ安定は絶対でなければならない。
スラブ鉄筋、コンクリート厚はスパン面積反力にて決まる。
梁トップ主筋の定着長さ確保含め必ず通し中央部モーメント最大を梁負担とする。
端部に剛性減らし人通口設置。ダクティングによる新鮮外気の床下換気は、熱交換換気システムと外断熱耐圧盤基礎一体だからこそ可能といえる。
構造、基礎、デザイン、性能と住み心地は力学一体である。
平澤建築事務所
平澤 政利